第197章

アルビンはそれを聞いても、さほど驚かなかった。魔法使いの手段など星の数ほどある。短距離で連絡を取り合える魔法も道具も存在するし、アリシアの師が十分な腕を持ち、学院へ出入りできる立場――たとえ名目だけの職でも――を得る気があるなら、彼女が自由に校内を行き来できるようになる可能性だってある。

アルビンは続けて尋ねた。

「それで、どの科目を免除してほしいんだ?」

アリシアは期待に目を輝かせる。

「全部、免除できますか?」

――やっぱり。こいつは面倒な生徒になる。

アルビンはこめかみを押さえた。

「全部は無理だ。担当教員の同意が取れた場合に限る。私の科目で言えば、基礎魔法と瞑想は免除に...

ログインして続きを読む